(レビュー)世界樹の迷子。

 折角だから早期購入特典なサントラ欲しいよなー古代サウンドだしー。
 と、開店間際に向かった小売店では「特典は予約分だけで無くなってしまいました」とのこと。
 なんとなく口惜しくなりました。
 ので、思いつく限りの小売店を廻ってやろうと燃え立ちましたが結局3軒目であっさり入手。うん。別に文句はない。


 っつーことで。待ちに待ってました世界樹の迷宮
 せっかくの古代サウンドなのでいそいそとヘッドホンを用意しましたが、今回、古代さんは「DS のスピーカーでもちゃんと聞こえるように音を調整した」と云う玄人ぶりを発揮されたそうなので、暫くは DS の音量を上げて遊ぶことに決定。
 職人の心意気は是非汲みましょう。


 先ずはギルドに赴いて登録を済ませます。
 ギルド名の決定から要求されるのだけど、取り敢えずここは「ラウタゲニ」で決定。そして昨晩、期待に眠れぬ夜を利用して選んでおいた名前をぽつぽつ付けて行きます。


 ……ああ。やっぱ良いなあ。この。自分でキャラクターを生みだして行く感触。
 このしみじみとした感慨から、何か、本当にこういうタイプのゲームが長らく出ていなかった事を実感してしまう。
 まあ、私の目の届かない場所で出ていたのかも知れないけれど。


 一通り触ってみた感想は、とにかく「敵が強ェ!」の一言ですやね。
 森ネズミだとか森ウサギだとかひっかきモグラだとかシンリン蝶だとかのまだ浅い階層だけにかなりファンシーな雰囲気漂うモンスターの癖に無意味な行動で愛嬌を振りまくような可愛らしさは微塵もナシ。野生の生物らしい機械的なまでの躊躇なさで真っ直ぐこちらの命(と書いてタマと読む)取りに来ます。
 イイネ。
 真正直なやり方でこちらの全力を要求してくるゲーム。
 良いですね。
 しかし、これをして「マゾゲー」と呼ぶのは相応しくないでしょう。
 マゾゲーなんてのは、プレイヤーから打開策さえ取り上げたそれを指して云う言葉です。
 この世界樹の迷宮には、打開策がばっちり揃ってます。有利に戦闘を進める為の工夫をすれば、きっちりそれに答えてくれるゲームです。
 要するに、要求に見合った物はしっかり返してくれる。
 それの証拠に、皆が「死ぬ死ぬ」と呻くこのゲームで私は、地下2階の半ばまで一切死傷者を出さなんだぞー。いえー。
 ……ん? 地下2階で早速死んだのか。それって他のゲームと比べると。
 えーと。
 まあ、その死傷者が出たのも、f.o.e.と呼ばれる、マップ画面に存在が表示されるボスキャラ格の相手に物は試しと無謀を承知で突っ込んでみた時だけだし。あっさり壊滅寸前にまで追い込まれて泣きながら逃げ帰ったね。その時に私の叫んだ言葉を皆にも聞いて欲しい。
「ああ! 矢張りこうでなくては!」


 やっぱマゾゲーかもな。


 まあ、難易度は高いけど、決して理不尽ではありませんよ。と。
 そんな感じで本日はここまででしょうか。いや。この日の為にお仕事お休み貰ってさ。購入してからおよそ10時間ほど居眠り挟みつつもぶっ通しで遊び続けてたから目が辛くて辛くて。