(プレイ日記)世界樹の迷妄。

特典CDうらやましい!(挨拶) 治療失敗で灰になるかも、とワクドキしてましたが、無い様子。ちぇー。


 確かにボツにするにゃ惜しい曲ばかりですよ!(挨拶)
 そーねー。ロストはともかくとしても、救助行が無いのは実に残念やね。全滅のリスクがちょっと薄いというか……でもまあ、それが無い為に思い切ったバランス取りが出来ているように思います。今の時代に相応したゲームバランスで、なおかつロストありだとどうしても難易度面で譲歩しなければならない点が増えるんじゃないかなーとか。
 あんまし話しすぎると単なる懐古になりますから控えますが。
 それはそれとしても。
 蘇生代金も割と良心的な値段で。ふと、「……ああ。路銀もなく、仲間の死にうちひしがれた冒険者を「このはいきょうしゃめ! でていけ!」と蹴り出す拝金主義教会はないんだな」とか寂しくなったりしますね。
 商店に行ってみると下乳の小綺麗な娘さんが迎えてくれて、こちらの冒険を適正価格でねぎらってくれてもちろん嬉しいんですが、ふと、「……ああ、この街にはあのボッタクリ親父はいないんだな」とか寂しくなったりしますね。


 あんまし話しすぎると単なる懐古になるから控えますが!


 個人的な話をすると、このくらいの、「気を抜きさえしなければ全滅はしない。でも気ィ抜いたら知らんよ」な難易度で、いまんとこ(B9F時点)全滅ゼロで進められてますから。いっそ「目指すはクリアまで全滅ゼロだな」て気概にも通じてそれはそれで緊張感があったりですとか。
 まあ、全滅しちゃう人は 1F でもしちゃってるし。あんまし一般的な感覚では無いたァ思いますが。
 さて。B2 のお話。
 このへんからネタバレ注意ですな。




・装備も資金も取り敢えず充実。パラディンのココノエもキュアを覚え、探索時間もそこそこ延びてきた。2階に進まない理由はもはやない。
・とか息巻いて腕まくりして勢い込んだは良いモノの階段を下って直ぐに、「f.o.e.」と初遭遇。


f.o.e.」とは、このゲームの肝の一つ。
 目に見える形で迷宮をのっしのっし歩いている敵キャラのことだ。
 エンカウントするまで姿の見えないそこらの雑魚キャラとは違い、わざわざ姿を表しているくらいだから段違いの強さを持っている。らしい。
 要するに、「わざわざ警告してあげてるんだから、遠慮無く強くするよ? 文句ないよね?」と云う製作者さんのメッセージであろうが、もちろん、姿が見えているのだから迂回して進むことも可能。
 だけども。
 こちらが一歩進めば彼らも一歩進む。下手にその視界内に入ると、延々追っかけてくる。しかも素敵なことに、戦闘で1ターン経過する毎に彼らも1歩進む。で。追いつかれたら。雑魚キャラとの戦闘最中であろうともそこに乱入してくる。
 つまり、目ェ付けられて、追いかけられて、逃げている最中に敵とエンカウントすると――。


 萎縮。


 ついでにもう一つ、foe の特徴を挙げておけば、それぞれ一匹一匹の種類毎に行動パターンが設定されているそうな。
・普段はボーっとしてるけど、こちらの姿を見かけたら追っかけてくる奴。
・普段はじっとしてるけど、テリトリーに侵入して来た奴が居たら問答無用で追い出しに掛かる奴。
・匂いに敏感で、肉などのアイテムを持ってると何処までも付いてくる奴。


 等。それじゃあコイツは……と、少し観察してみると、迷宮の狭い通路を、縦に延々往復してる。その路地から折れてこちらに向かってきたりはしないみたい。
 実際に遭遇するまでその姿が分からないんだけど、なんとなくイノシシっぽい。
 縄張り型かな? じゃあ近付かなければ無害だろう。
 踵を返して、別の方向から探索を進めることにする。


・……したけど。あっという間に探索終了。行き止まりだらけ。
 先に進むには、あの foe がどかどか足音響き鳴らしている(ように思える)通路を進むしかないみたい。勘弁してください。 
 いきなり殴りかかるわけにも行かず、取り敢えず距離を詰めて様子を見れば……おや。foeの往復している通路に、横道を発見。
 なるほど、ここを擦り抜けて行けと。


 路地の折れた所で待機し、foeが背中を向けるタイミングと同時に踏み込み、大慌てでその横道に滑り込んだ。それだけでも安心は出来ないのでこけつまろびつつ数歩先に逃げる。振り返ってみれば、こちらに気付いた様子もなく相変わらず往復を続けるfoe
 安堵。
 ……アクションゲームじゃねえんだからさー。いや、良い緊張感です。


・そんなこんなで無駄足を何度も踏んだからだろうか。
 この日、初めて迷宮で夜を明かした。


・毒がエグい。
 このゲームにおける毒は戦闘中だけに有効なバッドステータスだ。毒を受けてフィールドを歩くとごりごりHPが減ったりとかそんなことが無い。戦闘が終了すると癒えている。迷宮探索型の 3D RPG は大抵の場合、街(拠点)までは歩いて帰らないと駄目なので、この点は結構ありがたい。
 んだけど。それが全然救いにならないくらい、えげつねえ。
 毒を食らったそのターンから、毎ターンにダメージを受けると云う仕様で、このダメージが非情にきつい。
 具体的な数字を云えば、最大HPの精々が30・40のところに毎ターン20のダメージ。
 死ぬて。
 ただ、ダメージカウントが発生するのはターン終了時。つまり、毒を受けようともそのターン内に勝負を済ませてしまえば無傷で終わるのだ。


 この点で、アルケミストのキマがとても頼りになる。それでなくとも彼女の放つ火の術式は大抵の雑魚キャラを一撃で燃やし尽くすのだ。毒を放つモンスターが現れれば取り敢えず速攻でそいつを燃やす。2匹現れた場合には、一匹をキマが、もう一匹を他パーティでたこ殴り。これでほぼ片が付く。
 現状、帰還のタイミングは彼女のTP次第だ。攻撃力は先に云ったとおり、殆どの敵に二発目が要らない具合なので、暫くは TP の上昇に注力して貰おう。


 敵を速攻で片付けると云う点では、ソードマンのらとれいの複数攻撃技「トルネード」もそこそこ役に立つのだけど、こちらはTP消費量がかなりバカにならない感じ。一日で3回くらいしか使えんぞ。扱いこなすにはTPブーストが必須だろうけど、でもそうすると攻撃力が不足しそうだし……ちと悩ましいところ。


・ついでに他のコら現状もメモしておこう。

 パラディン / ココノエ
 キュアを覚えるために割いた HP ブーストのお陰で安定して戦える。
 攻撃力も、基礎ステータスが良いのか、差別化の始まる前かでソードマンのらとれいと大差なし。
 名実共に主人公ぽい。


 アクルフィア / レンジャー
 素早さを活かした回復。敵の速攻撃破。頼もしい。
 foe に遭遇した恐怖から、取り敢えず「逃走準備」を覚えることにした計画性の高いコ。


 あるは / バード
 いまのとこ活躍の機会無し。攻撃力ないし。スキル殆ど覚えてないし。


・そんな訳で。雑魚敵にはもやは脅威はなく。調子こいて挑んでみた foe に惨殺されかける。
 イノシシみたく思えていたモンスターは「狂える角鹿」と云う名で、割と為す術無く蹂躙されるも、直前に覚えていた「逃走準備」が功を奏したのか、全滅寸前でなんとか逃げおおせる。
 挑み掛かる寸前に通常のモンスターとぶつかってしまい、それにより一人が毒を負い、それの治療を続けるキャラとで二人が戦力外になってしまった。これさえ無ければ……と思わないでもないが、それのおかげでそうそうに勝利を諦めて逃走に移れたとも解釈できる。
 結果として、初めて死者を出してしまった形になるが。
 正直、なっとくいかない。
 ……むー。


・てことで直後、リベンジ。成功。
 街に戻り、初めて蘇生代金を支払い、宿屋で朝を迎えても腑に落ちかねる思いを抱えて。その足でもう一度挑み掛かった。
 正直、見てられない、稚拙な戦闘になったと思う。
 戦略と呼べるモノさえなく、選んだ戦い方はパラディンのバックガードで最大のダメージソースたるアルケミストを守ると云うだけのもの。
 敵のダメージに対して、泥縄と呼んでも差し支えのない回復力で立ち向かい、何も出来ないキャラは何も出来ないまま踏み砕かて行くという惨状。
 そこまでして勝ち得たのは 18en で売れる素材と、それを売ったことによって新たに陳列されるアイテム。
 先と今回との蘇生代金に、ろくに素材を得られぬまま丸一日を潰した赤字とでパーティの財政はほぼ底をつきた。
 しかも泣きっ面に蜂。その直後に判明したんだけど、これで得た素材は同じ階の、割となんてことのない雑魚キャラがまったく同じモノを落とすようだ。


 骨折れ損のくたびれもうけ。
 まあ、悪い気はしない。